北九州市若松区にある「遠見ヶ鼻(妙見埼灯台)」は、自然の神秘を間近に感じられる絶景スポットです!

遠見ヶ鼻の魅力:3000万年前にタイムスリップ

若松区の遠見ヶ鼻周辺の地層は、日本海が誕生する前、約3000万年前の暖かい海によって形成されたものです。この場所では、二枚貝や巻貝の化石、アナジャコ類の巣穴の化石、サメの歯、クジラの骨、さらには鳥の骨といった貴重な化石が数多く発見されています。これらの化石は、地球環境の変遷を克明に記録しており、日本列島の誕生を解き明かす重要な手がかりとなっています。

灯台下で見る「嵐の記憶」

妙見埼灯台の下では、特に見逃せない地層があります。それは、嵐の様子を記録した地層です。

この場所に立つと、遠い過去に起こった自然の大変動をまるで目の前で見ているかのような感覚に包まれます。地球の歴史が刻まれたこの風景は、訪れる人々に壮大な自然の営みを感じさせてくれます。

福岡県の天然記念物に指定された理由

2012年(平成24年)、この地域の化石や地層が福岡県の天然記念物に指定されました。これは、日本列島の形成過程を示す貴重な資料であることが認められたからです。同様の化石や地層は、小倉北区の藍島や馬島などでも見ることができますが、遠見ヶ鼻の壮大な景観とともに楽しむことができるこの場所は、一見の価値があります。

訪れるのに最適な時期は春から秋にかけてです。特に晴れた日には、海と空の青さが一層映えるため、絶景が広がります。

遠見ヶ鼻(妙見埼灯台)
住所:北九州市若松区有毛2829

地球の歴史を感じながら、壮大な景色を楽しむことができる「遠見ヶ鼻」。

ぜひこの魅力的な場所に足を運んでみてください!

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