小倉祇園太鼓祭りの日程と場所
開催日: 2024年7月19日(金)〜21日(日)
場所: 福岡県北九州市小倉北区全域
小倉祇園太鼓の歴史と特徴
小倉祇園太鼓は、江戸時代の武将細川忠興が元和3年(1617年)に京都の祇園祭を小倉に取り入れたことが始まりです。
江戸時代には八坂神社の祭礼として定着し、市内の各町が笛、太鼓、鉦などを使った出し物を披露していました。
太鼓の起源と進化
- 1660年: 囃方清五郎が江戸で山王神事の囃し方を学び、小倉に持ち帰り、太鼓の起源となりました。
- 明治・大正時代: 山車に据え付けた太鼓を叩く形式に変わり、両面打ちの太鼓を主体とした祇園祭へと進化しました。
小倉祇園太鼓の特徴
小倉祇園太鼓は全国的にも珍しい両面打ちの太鼓が特徴です。
山車(だし)の前後に据えた太鼓を歩きながら打ち、片面「ドロ」は低く腹に響く音、もう片面「カン」は高い軽やかな音で、ヂャンガラに合わせて打ちます。
重要無形民俗文化財としての価値
2019年に国の「重要無形民俗文化財」に指定された小倉祇園太鼓は、その独特な演奏形式が評価され、歴史的に発展した希少な例として保存と継承が図られています。
地域の声: 米町一丁目代表 武内さんの思い
米町一丁目代表の武内さんは、小倉祇園太鼓が405年前に始まった祭りであり、地域コミュニティとして町の人々が祭りを守り続けてきたことを強調しています。現在では、町に住む方が減少し、地域コミュニティの形成が難しくなっている中で、町方だけでなく離れた場所に住む方も含め、祭りの火を絶やすことなく守り続けたいと願っています。
「耳で聞く太鼓の音、目で聞く太鼓の音、そして心に響く太鼓の音を小倉の伝統芸能として、小倉祇園太鼓を後世まで継承させていければ幸いと考えています。これからも地域伝統芸能として、皆様方からの益々のご支援ご声援を賜りたく引き続きどうぞ宜しくお願い致します。」
古船場1・2丁目代表 樽井さんの思い
古船場1・二丁目代表の樽井さんは、小倉祇園太鼓の伝統を未来に繋ぐためには、大人が協力して魅力ある子供たちを発掘・指導していくことが重要だと語っています。
「小倉祇園の伝統がこの先50年、100年続いていってもらう為には、大人が協力して魅力ある子供達を発掘・指導していくことで、継続していければ良いなと思っています。」
古船場4・5丁目代表 あべさんの思い
古船場4・5丁目代表のあべさんは、小倉祇園太鼓の技術を20年近く学び、その技や歴史を子供たちに伝えていくことに力を注いでいます。
「あべさんの『小倉祇園に対する思い』: 小倉祇園太鼓の技術を20年近く学んできた私は、子供達にその技や歴史を伝えて行けるよう頑張っています。」